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2016 年度 実績報告書

オープン教材を普段使いできるようにする学習支援体制の構築

研究課題

研究課題/領域番号 15K21129
研究機関東北大学

研究代表者

山内 保典  東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 准教授 (40456629)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2017-03-31
キーワード生涯学習 / e-Learning / ユーザーシナリオ / ライフステージ / 学習ニーズ
研究実績の概要

社会人の約半数が学び直しのニーズを持っているといわれています。こうした生涯を通じた学びに対するニーズを満たす方法の1つとしてe-Learningが注目されており、学びのセーフティネットといわれる大学も、無料で利用できる教材(オープン教材)を数多く提供しています。
しかし、このように確かなニーズとシーズがあるにもかかわらず、オープン教材を利用したことがある社会人は5%にとどまります。「どうにかして社会のニーズと大学のシーズをつなぐことはできないだろうか」というのが、本研究の基本的な問題意識です。
つなぐヒントを得るために、オープン教材を利用しない理由を見てみると「興味が無い」「時間が無い」「難しそう」が上位になっています。興味についてはユーザーの具体像の把握、時間や難易度については編集や提供方法などで改善できる可能性があります。
そこで、平成27年度は「目的1.オープン教材を利用する新しいユーザー像と、その利用法を具体的に描く」を中心に進めました。そして平成28年は、その成果に基づいて「目的2.市民視点に立ってオープン教材の収集・分類・統合を行い、それに適した教材提供サイトを試作する」を行いました。
具体的には、年齢(40-50代と60代)と性別を変えて、グループインタビューを実施し、改めて各ライフステージにおける学習ニーズを尋ねるとともに、試作サイトに関するコメントを頂きました。その結果、サイトの設計に当たっては、「1.ユーザー像の年齢や性別を設定することのデメリット」、「2.学びのストーリーを表すイメージとキャッチコピーの洗練」、「3.ライフイベントに沿った学習内容の整理」「4.移ろいやすい学習ニーズの捕捉と関連付け」、「5.社会の動きに合わせた速報性」が期待されていることがわかりました。

備考

平成28年のグループインタビューで閲覧した試作サイト。特に「成功者を目指す」のパートでは、動画紹介のイメージまで作成してある。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2016 その他

すべて 学会発表 (1件) 備考 (1件)

  • [学会発表] オープン教材のユーザーシナリオの探索:ライフステージ別の学習ニーズ2016

    • 著者名/発表者名
      山内保典
    • 学会等名
      日本教育心理学会第58回総会
    • 発表場所
      サンポートホール高松・かがわ国際会議場(香川県高松市)
    • 年月日
      2016-10-08 – 2016-10-10
  • [備考] Lifelong Learning

    • URL

      https://lifelonglearning366.wordpress.com/

URL: 

公開日: 2018-01-16  

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