独自に開発した新規培養法で同定したマーカー、CD25に関して、炎症性腸疾患の治療ターゲットになりうるかどうかを検討した。腸炎マウスの腸管粘膜CD4T細胞(LPCD4+Tcells)を刺激下で培養し、その後、炎症性サイトカインの産生をCD25陽性、陰性の部分で比較検討した。また、LPCD4+ TcellsをCD25陽性、陰性に分けて、腸炎惹起能を検討した。 CD25には、CD4+CD25+Foxp3+の制御性T細胞の分画を含まれるため、この分画を除いて検討したところ、サイトカイン産生においては、両群に違いはなかった。腸炎惹起能においては、検討中である。
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