4T1細胞をBALB/cマウスに接種し、乳腺腫瘍モデルマウスとした。このマウスを4群(A群:ベースライン対照、B群:sunitinib 7日間投与群、C群:sunitinib 7日間投与+7日間休薬、D群:溶媒7日間投与+7日間休薬)に分けた。実験開始1日目にA群、7日目にB群、14日目にC群とD群を還流固定し組織学的に検証した。B群では腫瘍血管の有意な退縮が認められた。C群ではB群でみられた腫瘍血管の退縮はみとめられず、これは、腫瘍血管が休薬期間の7日の間に再成長したものと解釈された。B群とC群で腫瘍転移と浸潤の様子を組織学的に検討したところ、周辺組織への浸潤はC群で有意に増加していた。
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