精巣では生殖細胞同士をつなぐIntercellular bridge(ICB)が欠損すると不妊になるが、その機能は未だに不明である。そこで、男性不妊の原因解明を目指し、マウス精子形成におけるICBの意義解明を目的に、その機能に関わる関連因子を網羅的に同定し、相関性プロファイリングを行った。抗体を作製し、精巣における局在などから、新規Ectoplasmic specialization関連タンパク質KIAA1210を同定した。KIAA1210のノックアウトマウス作製に成功し解析を行っており、ICBとその他の細胞間結合との相互作用の理解が深まることが期待される。
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