本研究目的は、習慣的腰椎座位姿勢の改善がどの程度マッケンジー法による腰痛改善に影響するかを明らかにすることであった。この目的に向かって、3つの研究が実施され、最終的に4つの研究論文として国際誌で広く発表するとともに国際学会でも発表し、特に整形外科医を中心とした医療者から大きな関心を得た。本研究プロジェクトでは、今まで評価が困難であった習慣的な姿勢をLUMObackにより評価し、マッケンジー法による治療の前後でどのように変化するか、また、姿勢フィードバックを通常の治療に加えることで治療効果にどの程度メリットがあるかを検証した世界で初めての取り組みとなった。
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