研究実績の概要 |
本年度は、実践協力校として申し出のあった計32校の小中学校にて、認知行動療法に基づく不安予防プログラム「勇者の旅」の授業実践を進めるべく、夏季休業中に「勇者の旅」指導者養成研修会を計10回開催、新たに300名の指導者を養成した。研修会に参加した授業担当教員に研究概要を説明し、プログラムの実施前後に計3回(pre, post, follow-up)、スペンス児童不安尺度(Spence Children's Anxiety Scale)を用いて、児童生徒の不安スコアを測定してもらうよう依頼した。また、可能であれば校内にて、プログラムを実践しない学年を対照群として設置してもらうよう依頼した。なお、2017年9月より、各学校にてアンケート調査の実施と「勇者の旅」の授業実践がスタートし、2018年3月末の段階で、1校ドロップアウトしたものの、計28校にてデータの提出が完了している。
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