研究課題
若手研究(B)
大腸の炎症発癌におけるCOX-2、PGE2代謝酵素である15-PGDH、細胞内への膜輸送担体であるPGT、外向輸送を司るMRP4の発現動態について検討した結果、発癌部位においてはCOX-2、MRP4の発現亢進および15-PGDH、PGTの発現低下が見られ、大腸癌細胞内のPGE2含有量は増加していた。PGTの発現およびPGE2含有量は炎症性サイトカインであるTNF-αによって調節され、またPGTと15-PGDHの間には機能連関が存在する可能性が示唆された。
炎症、癌、小腸、内視鏡