高齢者の身体活動を促進するためには、個人の体力的要素のみならず地域社会の環境要因を含めた取り組みの重要性が示唆されている。本研究では、地域社会要因であるソーシャルキャピタルと客観的に評価した高齢者の身体活動量について検討した。加速度センサー付加速度計を用いて地域在住高齢者の日常の身体活動量を2週間にわたり評価した。ソーシャルキャピタルと身体活動の関連では、地域の人々を信頼出来ると答えた男性において、1日の中強度以上の活動時間がより長いことが示され、ソーシャルキャピタルと身体活動の関連には性差があることが示唆された。
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