日本における社会起業家－その役割と育成－

2016 年度 実施状況報告書

• 研究課題/領域番号: 15K21380
• 研究機関: 帝京大学
• 研究代表者: 川上 淳之 帝京大学, 経済学部, 准教授 (20601123)
• 研究期間 (年度): 2015-04-01 – 2019-03-31
• キーワード: 社内起業家 / 産業組織 / 人的資本 / イノベーション

研究実績の概要

現在、Global Entrepreneurship Monitorより利用できる個票データを用いた実証分析を行った結果を踏まえ、日本の企業に対するアンケート調査を作成している。アンケート調査の作成に当たり、昨年度収集した先行研究から、社内起業家の人材の調達（教育を含む）、社内起業の内容、社内起業の成果の３つの項目に分けて分析を行う。最終的には、社内起業の成功要因・失敗要因を探る。
調査は平成29年度8月に実施する予定であり、収集したデータから得られる実証結果は平成30年度に公表をする予定である。

現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

当初アンケート調査は平成28年度に実施する予定であったが、アンケート調査項目の精査のために、1年度予定を遅らせている。調査は平成29年度8月に実施する予定である。

今後の研究の推進方策

平成29年度6月から7月にかけてアンケート調査を実施する業者の選定をおこない、8月に調査を実施する。調査の結果は平成29年度中にまとめ、得られた結果を平成30年度に公表する。

次年度使用額が生じた理由

昨年度支出する予定であったアンケート調査の実施を1年間遅らせたため、次年度使用額が生じた。また、調査の実施にあたり、より大規模で精度の高い調査を実施するために、使用額に余裕を持たせるために他の支出も控えている。

次年度使用額の使用計画

平成29年度8月にアンケート調査に支出。6月～7月に分析に用いるPCを購入する予定である。