本研究では火炎から排出される燃焼ガスに水蒸気を混入し冷却して凝縮させることでPMの凝集を試みた.そして燃焼由来のPMに凝縮水が付着した混合粒子の粒径を測定し,水蒸気凝縮による PMの凝集促進効果の研究を行った.その結果,質量濃度分布で200nm付近にピークを持つ火炎由来のPMに水蒸気を混入させ冷却かつ水蒸気凝縮させた場合,水分を含んだPMは500nm付近にピークを持つ分布となった.このPM中の水分を除去した個体PMのみを見た場合,200nmより小粒径側では質量濃度が減少し大粒径側では質量濃度が増加することがわかった.
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