本研究は、発育発達に伴う歩行・走行動作中の足底圧分布データから幼児・児童の足底圧分布パターンの定量化を行うことを目的とした。参加者は、幼児と児童および成人男女を対象とし、歩行および疾走動作中の足底圧分布データから足底を11部位に分割し、接地時間、接地面積、最大反力、最大圧力、力積量および圧力力積量を算出した。幼児の児童の足底圧分布データにおける、中足骨部位の圧力は、25mタイムに有意な負の相関関係を示した。また、発育に伴い、中足骨外側部位の圧力値が増加し、6歳前には、成人に近い足底圧分布パターンを獲得していることが示された。
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