研究実績の概要 |
研究の最終年度として以下のことを実施した。 (1)前年の授業実施の振り返りを行い、評価方法を中心に改善を加えた。それを踏まえて今年度の授業および事後評価を行い、評価方法確立に向け集められたデータを整理し検討を加えた。現在、国内誌へ論文を投稿するため執筆中である。 (2)学習プログラムの中心教材の一つであるシッティングバレーボールプレイヤー計7名にインタビューを行い、シッティングバレーボールに特徴的なインクルーシブな側面について検討を加えた。その結果の一部について国際学会にて発表を行った(What does “inclusivity” mean while playing sitting volleyball?: focusing on the competition between disabled and non-disabled players, 22nd Annual Congress of the European College of Sport Science)。 (3)研究計画時に挙げた「公開講座の開催」に関しては、本研究の成果をもとに中学校の体育授業での出前講座を行ったほか、他大学での「ユニバーサルスポーツ」授業に本プログラムを提供し、一定の評価を得ることができた。また、研究の総まとめとして国際誌へ1本投稿し、さらに国内誌への投稿を準備している。 (4)本研究で得られた成果をもとに、新たに国際学会での発表を計画し、抄録が受理された(2018年9月国際スポーツ哲学会での発表が決定している)ほか、シンポジウム演者としてこれまでの成果についての報告とディスカッションへの参加依頼を受けた(2018年9月日本体育・スポーツ哲学会での登壇が決定している)。
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