研究課題
若手研究(B)
本研究は優れた薬物導入性と長期血中滞留性を併せ持ち、かつ粒子径制御によってがん低酸素領域を送達可能範囲に収める脂質-高分子複合ナノ粒子 (LPNs)の開発を目的とし、以下の成果を得た。第一に、最適化した難水溶性薬物封入条件について粒子径が抗がん活性・薬物放出に及ぼす影響を明らかとした。第二に、マイクロリアクタを使用することで超極小・単分散からなるLPNs構築手法を確立した。当該成果はin vivoおよび臨床への応用に向けた基盤技術を確立した。
薬物送達システム