研究課題
若手研究(B)
通常妊娠および妊娠中の低栄養の時期が異なるWistar系雌性ラットより出生した新生仔の消化管(小腸および大腸)を用いて超微形態学的に観察した結果、妊娠中に低栄養状態の母親から生まれた新生仔(低栄養群)の回腸において、通常妊娠の母親から生まれた新生仔(正常、対照群)よりも短い絨毛が観察された。低栄養群の大腸では、対照群と比較して結腸近位部に差異が認められた。また、妊娠中の低栄養の時期によっても差異が認められたことから、妊娠中の低栄養状態は出生後の児の小腸および大腸に影響を及ぼすことが示唆された。
栄養形態学、解剖学、栄養学、栄養科学