研究成果の概要 |
本研究では, コラーゲンを基材とし,二重凍結による界面層を考慮した多層足場材の作製方法を確立し,生体内環境に近づけるため力学刺激下で幹細胞培養を行った.コラーゲン足場材とコラーゲン/β-TCP足場材において,気孔径は,細胞増殖に有用な100μm以上であり,細胞だけでなく,組織侵入にも十分であると考えられる.細胞培養実験に関しては,静置培養と比較した結果,力学刺激を付与した群が細胞増殖能に優れており,特に骨芽細胞に関してはALP活性値が高く,力学刺激が骨芽細胞分化を活性化することを確認した.
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