研究課題
若手研究(B)
本研究は,日本,中国,韓国,オーストラリアの学生に対して,多面的な他者の心を推論する課題を実施し,文化差を探ることを目的としていたが,中国と韓国における現地調査において,一部データがとれないというトラブルが生じたため,完了年度までにすべてのデータを取り終えることができなかった。しかし,ToM課題成績においては日本成人とオーストラリア成人では統計的に有意な差が認められ,その差は行為者(主語)の使用や心的状態語の使用量の差から説明できる可能性が示唆された。
発達科学