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2016 年度 研究成果報告書

慢性疼痛発症における一次体性感覚野の役割 ~ニューロン・グリア連関の解明~

研究課題

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研究課題/領域番号 15K21604
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 基盤・社会脳科学
疼痛学
研究機関福井大学

研究代表者

石川 達也  福井大学, 学術研究院医学系部門, 特命助教 (00750209)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2017-03-31
キーワード神経回路再編 / ニューロン・グリア連関 / 慢性疼痛 / ミラーイメージペイン / in vivo 2光子イメージング / 免疫電子顕微鏡法 / 凍結割断レプリカ法
研究成果の概要

本研究はミラーイメージペイン発症に一次体性感覚野(S1)の神経回路再編が関与するか検討する事を目的とした。慢性疼痛時、患肢と同側のS1では1層抑制性神経細胞およびアストロサイトの活動亢進が認められ、2/3層錐体細胞の活動は抑制されている事を見出した。この抑制活動をGABAA受容体の拮抗薬により慢性的に抑制すると、神経回路再編が生じ健常肢に疼痛様行動が誘発されたが、アストロサイトの活動を抑制すると、これら現象が生じない事を明らかにした。したがって、ミラーイメージペイン発症にはS1の神経回路再編が関与しており、再編には興奮性神経細胞およびアストロサイトの活動亢進が必要であると示唆された。

自由記述の分野

神経科学

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公開日: 2018-03-22  

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