研究課題
若手研究(B)
多点圃場での栽培試験に基づき、ケイ素の施用がイネ生産に有意な増収効果をもち、特に窒素肥料と組み合わせることでその効果が大きくなることを風化土壌の卓越するサブサハラ地域で初めて実証した。また、その施用効果には圃場間で大きな変異がみられ、水田よりも陸稲圃場で効果が大きいことを明らかにした。さらに、圃場環境にかかわらず、稲籾と稲わらのケイ素濃度に高い相関がみられ、これまでケイ素欠乏指標として利用されてきた稲わらのケイ素濃度は、サンプルの採取と調整が容易な稲籾のケイ素濃度で代替できる可能性を示した。
作物学