研究課題
若手研究(B)
脊椎動物の筋骨格系の発生において筋-骨格結合がどのように決まり、その発生機構が進化とどのように関連してきたのかについて研究した。4種の四肢動物の発生中の前肢における腱前駆細胞の分布変化についてScx遺伝子発現をもとに解析し、腱の配置に収束するまでの過程を比較、発生における変化可能性と進化可能性の関係性を検証するための基礎データを得た。また、予想外の発見として、カメに至る進化では、胸筋の筋-骨格結合が解除され、腹甲骨格を覆う真皮の内側と結合を樹立するようになったことが分かった。
進化発生学