本研究における最大の成果としては、確率的な制御関係を考慮して遺伝子発現データから制御因子を網羅的に予測する手法であるwPGSA(weighted Parametric Gene Set Analysis)法を開発したことである(Kawakami et al. Nucleic Acids Research 2016)。wPGSA法による転写制御因子予測はアトピー性皮膚炎に限らず、多くの生命現象・疾患において、今まで知られていなかった制御因子の関与を明らかにしており、代表者が共同研究を行っているものだけで20以上の実験グループで利用されている。
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