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2016 年度 研究成果報告書

真菌ワクチンが誘導する肺常在性記憶型T細胞は感染制御に寄与するか?

研究課題

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研究課題/領域番号 15K21644
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 免疫学
細菌学(含真菌学)
研究機関国立感染症研究所

研究代表者

上野 圭吾  国立感染症研究所, 真菌部, 主任研究官 (10550220)

研究協力者 金城 雄樹  国立感染症研究所, 真菌部3室, 室長
岩倉 洋一郎  東京理科大学, 生命医科学研究所, 教授
澁谷 和俊  東邦大学, 医学部・病院病理学講座, 教授
髙塚 翔吾  国立感染症研究所, 真菌部3室, 研究員
阿部 雅広  国立感染症研究所, 真菌部3室, 協力研究員
大谷 淑子  国立感染症研究所, 真菌部3室, 実習生
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2017-03-31
キーワードTissue Resident Memory / CD4+ Memory T cells / vaccine / fungal infection / Cryptococcus gattii / cytokine / granuloma
研究成果の概要

本研究では、病原性真菌Cryptococcus gattiiに対する感染制御機構を解明する目的で、樹状細胞 (DC)ワクチンを独自に開発し、その作用機序を解析した。DCワクチンは、長寿命性の肺常在性記憶型Th17細胞 “Lung TRM17”を誘導し、感染後の肺内菌数や生存率を有意に改善することが明らかになった。この感染制御効果は、肺内のIL-17Aの産生を伴い、FTY720投薬下でも同様に観察されたが、IL-17A欠損マウスではDCワクチン投与群でも感染後の好中球集積が乏しく、感染制御効果は有意に減弱した。これらの結果は、Lung TRM17が本菌の感染制御に必要であることを示唆している。

自由記述の分野

感染免疫学

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公開日: 2018-03-22  

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