研究課題
若手研究(B)
初代栄養膜細胞安定培養系(dCTB)には二本鎖RNAを認識する自然免疫系受容体が特異的に発現しており、dCTBを合成二本鎖RNAであるPolyI:Cで刺激すると抗ウイルス作用を持つサイトカインと、母児免疫寛容に働く分子が産生された。さらにPolyI:C刺激によりdCTBにはミトコンドリア経路の活性化によるアポトーシスが誘導された。今後この現象と疾患との関係を探っていくことで、妊娠合併症の新たな病因を明らかに出来る可能性がある。
妊娠と免疫