生体組織の電気定数(誘電率や導電率)は状態の変化により、その周波数応答が変化する。そのため、電気定数測定手法に基づいた非侵襲センサによる医療診断技術への応用が期待されている。 本研究は電気定数測定に基づいた非侵襲診断システムの開発するための手段として、生体組織の電気定数を精度良く取得するための手法開発を実施したとともに、計測される電気定数の信頼水準を明らかにするための検討を実施した。更に、非侵襲センサにより取得される電気的特性の部位に関連する、実効的な測定領域を明らかにするための検討を実施した。
|