研究課題
若手研究(B)
本研究では、糖尿病患者が補助循環中に受ける炎症と臓器傷害のメカニズムを解明することを目的とし研究を行ってきた。非糖尿病および糖尿病に群分けし、補助循環後の各種臓器における病理評価の結果、腎臓の近位尿細管領域において、糖尿病群で傷害のレベルが高い傾向であることが分かった。また、糖尿病群で炎症を受けやすく、さらに酸化ストレスが高いことが示された。本研究成果は、糖尿病患者が補助循環中に受ける炎症と臓器傷害のメカニズムおよび酸化ストレスの関連性を解明する材料となり得る。
循環生理学