研究課題/領域番号 |
15K21773
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
岡部 泰賢 京都大学, ウイルス・再生医科学研究所, 特定准教授 (50522124)
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研究期間 (年度) |
2016 – 2018
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キーワード | マクロファージ / 組織恒常性 / ビタミンA / 自然免疫 |
研究実績の概要 |
生体では、細胞の分化や増殖は固有のニッチ環境により制御される。生体のほぼ全ての組織に常在するマクロファージは、組織固有の機能や形態を示す。これは組織微小環境を形成するニッチが、組織固有の発生や活性化をマクロファージに誘導するためと考えられる。本研究ではマクロファージの分化や組織固有性を制御する組織ニッチの実体、特にニッチを構成する細胞について明らかにする。本年度は腹腔マクロファージの組織固有性を制御することが考えられる大網組織を解析し、大網組織内に存在するニッチ細胞を同定した。またこの細胞が大網組織内のマクロファージ発生の場と考えられる場所の近傍に局在することを見出した。そして、ニッチ細胞に発現する遺伝子を網羅的に解析し、腹腔マクロファージの固有性を制御する因子の候補を同定した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
大網組織において、マクロファージの組織固有性を制御するニッチ細胞と考えられる細胞を同定し、その遺伝子発現を解析した。
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今後の研究の推進方策 |
大網ニッチ細胞の遺伝子発現解析により見出された遺伝子のなかから、腹腔マクロファージの組織固有性を制御する因子の同定を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
平成28年度に行う予定であった遺伝子発現解析の一部について、更なる条件検討が必要とされたことから次年度に行うことにした。
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次年度使用額の使用計画 |
平成29年度中に条件検討を完了し、直ちに使用する。
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