研究成果の概要 |
大腸がんにおいてもSrc family-kinase (SFK)-YAP経路が腫瘍抑制遺伝子 adenomatous polyposis coli (APC)の欠損により誘導されることを明らかにした。ヒト大腸がんの組織マイクロアレイにおいて、約70%のサンプルでSFK, YAP, STAT3, Notchシグナルの同時活性化を認めた。またヒト大腸がんサンプルにおいて、正常大腸部に比べてがん部でのgp130の発現上昇を免疫染色で確認し、ヒト大腸がんでのgp130-SFK-YAP経路の重要性を明らかにした。さらにSFK阻害剤とJAK阻害剤の同時投与が大腸がん治療に有効である事を明らかにした。
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