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2016 年度 実施状況報告書

フルパララクス3D映像を実現するオンデマンド光線再生技術の研究(国際共同研究強化)

研究課題

研究課題/領域番号 15KK0004
研究機関長岡技術科学大学

研究代表者

圓道 知博  長岡技術科学大学, 工学研究科, 准教授 (70397470)

研究期間 (年度) 2016 – 2018
キーワードバーチャルリアリティ
研究実績の概要

現在の3D表示方式の主流である2眼式は、立体視用メガネの装着が必要である、頭を動かしても見え方が変化しない不自然な見え方をする、眼精疲労を生じるなど、視聴者の負荷や不自然さの面で問題を抱えている。一方「3次元的な光学像を形成する」という考え方に基づく空間像方式は、これらの問題を解決でき、今後の主流になると期待される。「空間像方式」とは像形成の考え方に基づく立体表示技術の総称であり、具体的には光の干渉・回折を利用した電子ホログラフィや、インテグラル式をはじめとする光線再生方式などがある。しかし、これらの方式は現在の技術水準を大幅に上回る膨大な画素数の表示デバイスを必要とするため、現状の空間像方式は解像度や視域の広さなどに大きな問題がある。特に、現状の大半のディスプレイは水平方向の視差のみであり、上下方向に移動に場合に見え方が変化せず、原理的な長所が十分に活かされていると言えない。しかし従来の裸眼3D方式ではまだ多くの冗長性が残されていると考えられる。例えば射出される光線の大部分は観察者の目に入らず無駄であることや、光線空間そのもののもつ情報の冗長性などである。本研究ではこれらの冗長性を削減することによって、表示デバイスの利用効率を高め、総合的な画像品質を高めることが可能であると考え、具体的なディスプレイの構成について検討を行う。平成28年度は所属機関及び渡航先との調整を行い交付申請を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

渡航先等との調整を行い渡航計画を決定したため

今後の研究の推進方策

各種3D映像表示法における冗長性を多角的に調査し、それらの本質と削減可能性について理論的に検討する。それを踏まえて具体的なディスプレイ構成案について検討を行い渡航後の共同研究に向けた準備を行う。

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公開日: 2018-01-16  

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