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2018 年度 研究成果報告書

湖沼および海洋におけるツボカビの多様性と機能評価:検出方法の開発と物質流の定量化(国際共同研究強化)

研究課題

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研究課題/領域番号 15KK0026
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 環境動態解析
研究機関横浜国立大学 (2018)
東邦大学 (2015-2017)

研究代表者

鏡味 麻衣子  横浜国立大学, 大学院環境情報研究院, 教授 (20449250)

研究協力者 GROSSART Hans-Peter  Leibniz Institute of Freshwater Ecology and Inland Fisheries (IGB-Berlin), Professor
VAN DONK Ellen  Netherlands Institute of Ecology (NIOO-KNAW), Professor
研究期間 (年度) 2015 – 2018
キーワード物質循環 / 湖沼 / 環境変動 / 生物多様性 / 菌類 / 微生物
研究成果の概要

基盤研究Bを発展させ国際共同研究では、おもにドイツおよびオランダと共同で、世界中の湖沼および海洋に出現するツボカビの多様性と機能の解明を目指した。次世代シーケンシングとSingle Cell PCR法、単離培養および顕微鏡観察を組み合わせ、寄生性ツボカビのゲノム(リボソームDNA)、形態分類、機能を一致させたデータベースを構築した。また野外操作実験、室内培養実験および数理モデル解析を行い、ツボカビの物質循環における機能、とくにバクテリアや動物プランクトンに与える影響を明らかにした。

自由記述の分野

生態学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ツボカビはカエルツボカビ症の蔓延や有害・有用藻類への寄生が発見されたことで、近年その重要性への認識が世界的にも高まっている。しかし、方法的な制約から実際に研究を進めているのは国内外問わず限られていた。今回、ドイツとオランダとの共同研究を行ったことで、ヨーロッパ諸国やアメリカとの共同研究へと発展させることでき、ツボカビの国際的なデータベースの整備が進んだ。このデータベースがツボカビ感染症の制御や発生予測の現場においても活用され、水質や水産資源管理の上でも役立つ可能性が高い。また、温暖化や富栄養化に伴う湖沼・海洋生態系の変遷など、水圏生態系の保全にも役立つものである。

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公開日: 2020-03-30  

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