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2019 年度 研究成果報告書

南極氷床コア高解像度大気組成分析に基づく退氷期における気候・海洋・氷床変動の解明(国際共同研究強化)

研究課題

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研究課題/領域番号 15KK0027
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 環境動態解析
研究機関国立極地研究所

研究代表者

川村 賢二  国立極地研究所, 研究教育系, 准教授 (90431478)

研究期間 (年度) 2016 – 2019
キーワード氷床コア / 連続解析 / 大気組成 / 年代決定 / 古気候・古環境 / 南極 / グリーンランド
研究成果の概要

本課題は、外国研究機関での滞在を含んだ国際共同研究を複数の研究テーマで進め、国際共同研究ならではの研究成果を創出しつつ、今後につながる関係を築くことを目的とした。具体的な研究テーマは(1)希ガスや窒素の分析による古環境復元に係るフィルンにおける分別の正確な補正方法の確立、(2)氷床コアの連続融解分析の手法確立、(3)氷床コア間の精密年代対比、(4)非常に古い氷床コアの掘削点選定条件の確立であった。3カ国5機関との共同研究を進め、いずれのテーマについても、新たな手法の確立やそれによる気候変動解析の結果が多く得られ、今後も継続するための強固な土台ができた。

自由記述の分野

古気候学、雪氷学

研究成果の学術的意義や社会的意義

極域で掘削される氷(氷床コア)の分析は、過去の気候変動やその原因を調べるために不可欠な手法となっている。本課題では、これまでの氷床コア研究において課題となっていた氷床コアの分析手法やデータの補正方法、年代決定方法の高度化を行い、また現在までに得られているより古いコアの掘削に向けた掘削点選定の手法確立も行った。地球温暖化が顕在化しつつある現在、過去の大規模な気候変動や、現在より温暖な間氷期の気候変動を復元し、そのメカニズムを理解することが社会的にも一層重要であり、ここで得られた海水温復元や全球規模の気候シグナル伝搬に関する研究はその目的に資するものである。

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公開日: 2021-02-19  

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