研究課題/領域番号 |
15KK0034
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研究機関 | 宮城教育大学 |
研究代表者 |
鈴木 渉 宮城教育大学, 教育学部, 准教授 (60549640)
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研究期間 (年度) |
2015 – 2017
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キーワード | 言語学 / 第二言語習得論 / 知識 / 記憶 / 縦断的研究 / マイクロステップ / 自己評価 |
研究実績の概要 |
今年度は、文献研究、情報収集、研究成果の普及、実験研究の実施を中心に行った。文献研究では、米国ジョージタウン大学言語学部において、海外共同研究者であるOrtega教授の助言のもと、外国語(第二言語)能力の習得・発達および研究手法(自己評価、客観テスト)に関して、言語学、心理学、教育学等を中心に、精査した。国内外の学会で情報収集を行い、最新の研究動向を把握したり、本研究の理論や研究方法等について他の研究者から助言も得たりした。実験研究では、教育工学で開発された『マイクロステップ計測法』(分担者の岡山大学の寺澤教授らが開発)という手法を用いて、日本人大学生(約400名)の英語力がどのように日々向上するのか解明することを試みた。具体的には、大学生に毎日30分程度約1ヶ月オンライン学習(英単語や学習意欲等の簡単な自己評価や客観テスト)を行わせた。実験は2016年6月と2017年1月に実施された。研究成果を、国内外の学会(全国英語教育学会、Pacific Second Language Research Forum、日本教育心理学会、 Second National Conference for Teachers of Foreign Languages等)における口頭発表、コロキアム、基調講演等で共有した。本研究の意義・重要性は、第二言語習得レベルの長期的変化に関するデータ(1ヶ月勉強し続けたら英語力は向上するのか)を客観的に示すことができたことにある。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成28年度は、文献研究、情報収集、研究成果の普及、実験研究の実施を効率よくできたため。
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今後の研究の推進方策 |
平成29年度は、平成28年度の研究成果を、国内外の学会で発表したり、学術論文としてまとめたりする。また、今年度も6月、1月の実験を予定している。
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