研究課題
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
本研究では、西アジアの先史時代社会における石器を研究資料とし、狩猟採集社会から食糧生産社会への社会変化の過程に関して、英国の3大学の研究者と共同研究を実施した。マンチェスター大学では、蛍光X線分析による黒曜石産地同定分析をおこなった。レディング大学では、ザグロス地域の新石器時代遺跡から出土した石器の技術的研究を進めた。ロンドン大学では、植物遺存体と石器のデータを定量的に比較し、穀物栽培の開始は、数千年をかけ多地域で同時に進行した長期的プロセスであったことをあきらかにした。
西アジア考古学