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2019 年度 研究成果報告書

近世アジアと砂糖の世界史:砂糖の生産・国際流通・消費文化に関する国際共同研究(国際共同研究強化)

研究課題

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研究課題/領域番号 15KK0039
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 史学一般
研究機関東京大学

研究代表者

島田 竜登  東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (80435106)

研究期間 (年度) 2016 – 2019
キーワードグローバル・ヒストリー / 世界史 / 経済史 / 貿易史 / 交流史 / 東洋史 / 近世アジア / 東インド会社
研究成果の概要

本研究は17・18世紀を中心に、海域アジアでの貿易商品の生産や流通、消費文化の分析を行うことで、海域アジア社会の変化が1680年以後に大きく生じたことを明らかにした。それまでは生糸などの奢侈品貿易が中心あったが、17世紀末以後、砂糖をはじめ、米や銅、錫といった比較的安価な商品の貿易がアジアでは盛んになった。こうしたアジア社会の変化を近世後期におけるグローバルな同様の変化傾向と軌を一にしていたと位置付けた。

自由記述の分野

海域アジア史、グローバル・ヒストリー

研究成果の学術的意義や社会的意義

近世海域アジアの域内貿易および世界貿易について、オランダ語史料や他の欧語・アジア語史料を組み合わせるという多言語史料に基づいた実証的な研究を進め、上記の「研究成果の概要」に記した研究成果を得られた。また、グローバル・ヒストリー的な視点から、この実証研究の成果の意義を明らかにし、そのうえで、現代にいたるグローバル化の歴史的展開にかんして、日本を含めた近世アジアの立ち位置を明確とするようなグローバル・ヒストリー研究の新たな方向性を提起した。

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公開日: 2021-02-19  

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