今後の研究の推進方策 |
本年度は構想準備段階で、来年度、3つのサブテーマのうちの1「循環」と3「非ヨーロッパ基点の発信」について、共同研究者と集中的な資料調査と討論会を行い、国際シンポジウムを複数開催することで、共同研究を成果発表段階に引き上げる。こうした成果の共同発信が速やかに行われるように、法政大学比較経済研究所と協力するようにした。 具体的には1.「循環」ではGlobal Costume & Global Art"と題して、7月26日に京都で絵画と織物の循環に注目した Global Circulations and Transformations: Art and Textile in East Asia 1540-1760、7/29-30に福岡で衣裳を論じる"Global Costume: Kosode, Dofuku, Banyan, Kebaya and Japanse Rok 1500-1900. A dialogue of Global Circulation between Art History, Economy and Material Culture、東京で歴史学の方法論に着目したGlobal Costume: Connecting Global History and Global History of Artを開催する。 3.「非ヨーロッパ発信」では、2017年の9月半ばより共同研究者プレストホールド氏が来日し、国内共同研究者らとともに定期的に研究会を推進し、大阪・神戸・福山で資料調査とヒアリングを行う。それらの成果を発表するため、10/14-15に立命館大学において、デザインの伝播に注目した国際シンポジウムBatik, Yuzen, African Prints (仮題)を開催し、その後世界的な貿易組織と企業に注目したシンポジウムを遂行する予定である。
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