研究課題/領域番号 |
15KK0062
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ヨーロッパ史・アメリカ史
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
小澤 実 立教大学, 文学部, 教授 (90467259)
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研究協力者 |
ホームズ キャサリン オックスフォード大学グローバルヒストリー・センター, 歴史学部, Associate professor
ザクセンマイアー ドミニク
秋田 茂
ミュラー ハラルド
シュトラック ゲオルク
スミス トマス
シンベーニ アレッサンドロ
四日市 康博
中村 翼
ヤンコヴィアク マレク
サバテ フロセル
ノヴァク ジェシカ
ヘルガソン ヨーン・カール
ゴティエ アルバン
ビュック フィリップ
スタンデン ナオミ
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研究期間 (年度) |
2016 – 2018
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キーワード | ヴァイキング / スカンディナヴィア / フランク王国 / イングランド王国 / ロシア / ビザンツ帝国 / イスラーム世界 / 海域 |
研究成果の概要 |
ルーン石碑という死者記念石碑に注目し、9世紀から11世紀にかけてのスカンディナヴィア人が、同時代の国際政治秩序形成や文化変容にどのような形で寄与していたのかを明らかにすることが本研究の目的である。当該目的を国際水準で遂行するために、日本において複数回の国際シンポジウムを開催し、研究期間中に12ヶ月にわたりオックスフォード大学グローバルヒストリー研究所に滞在し、当該施設に所属する研究者と共同研究を行なった。その結果としてスカンディナヴィア人が、船舶や海域や河川という自然環境を他集団よりも有利な形で利用し、ユーラシア西部における政治秩序の形成や文化変容に大きく関わっていたことが明らかとなった。
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自由記述の分野 |
北欧中世史
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果により、通例ヴァイキングと呼ばれる9世紀から11世紀にかけてのスカンディナヴィア人が、船舶を駆使することで海域や河川で優位に立つことにより、北大西洋世界からユーラシア西部に至る独自の交易ネットワークを形成し、各地の外交システムや国家形成などに直接的間接的に関与することで、北ヨーロッパ、ロシア、ビザンツ帝国、イスラーム世界などの歴史展開に大きな影響を与えていたことが明らかとなった。
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