研究課題/領域番号 |
15KK0073
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
古谷 豊 東北大学, 経済学研究科, 准教授 (00374885)
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研究期間 (年度) |
2016 – 2019
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キーワード | ステュアート / スチュアート / 草稿研究 / 貨幣的経済理論 / 形成史 |
研究実績の概要 |
本研究はジェームズ・ステュアートの貨幣的経済理論の成立過程について,米国のデューク大学,英国のキングストン大学およびエディンバラ大学と共同研究しつつ進めるものであった。海外渡航の準備を進めるなかで,これらの機関のなかでも,経済学史研究の世界的な拠点となっているデューク大学の研究センターCenter for the History of Political Economyを中心に共同研究を進めることがメリットが大きいことが判明し,2016年度末から2017年度末まで約1年間,リサーチ・フェローとして当該研究センターに在籍して研究を進めた。このことは予想外に共同研究の幅を広げることになった。フランスのリヨン大学並びにブラジルのカンピーナス大学UNICAMPのステュアート研究者と,当該研究センターで同じ時期にリサーチ・フェローとして研究交流を持ち,さらにはスペインのパブロ・デ・オラビデ大学の研究者とステュアートの貨幣的経済理論に関する国際カンファレンスを開催・運営した。実りの多い在外研究機関を過ごすことができたが,他方で在外研究から帰国した2018年度は,計画していた通りには研究を進めることはできなかった。帰国後の大学での管理運営業務と教育業務の負担の大きさに加えて,家族を連れて一年間海外にいたため,家庭面でも帰国後は新しい生活を軌道に乗せて子供を日本の学校に順応させて,と蔑ろにするわけにはいかない事項が多くあり,本研究の2018年度の計画の三分の一程度しか進めることができず,これらは補助事業期間を延長して2019年度に取り組むこととなった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2018年度は,在外研究から帰国後の大学での管理運営業務と教育業務の負担の大きさに加えて,家族を連れて一年間海外にいたため,家庭面でも帰国後は新しい生活を軌道に乗せて子供を日本の学校に順応させて,と蔑ろにするわけにはいかない事項が多くあり,本研究に十分なエフォートを割くことはできなかった。2018年度に取り組めなかった分については,補助事業期間を延長して2019年度に取り組むこととなった。
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今後の研究の推進方策 |
2018年度に取り組む予定であったことに着実に取り組む。
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