本研究課題は、ロシアとウクライナの政治・行政・経済・エリートを比較分析するために、ヘルシンキ大学のアレクサンテリ研究所を中心にネットワークの構築を図るものであった。この目的は達成されたといえる。まず、アレクサンテリでセミナーを行い、ペーパーは国際的査読誌に受理された。また、アメリカ・ドイツ・ウクライナ・フィンランドなどの著名な研究者を招いてアレクサンテリでワークショップを組織し、好評を得た。さらに、同ワークショップに参加した若手研究者を日本に招きワークショップとセミナーを開催した。さらに、ウクライナとフィンランドの研究者とともに、スラヴ・ユーラシア東アジア学会でパネルを組織し、好評を得た。
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