研究実績の概要 |
本研究の目標は、中央アジア地域に対する米国、中国と日本の外交政策の比較研究を行うことである。本国際共同研究は以上の研究基課題を発展させる形でアメリカの中央アジアに対する外交政策に対象を絞り、その特徴、発展過程と対比を目的とする。特に、中央アジア諸国とアメリカと日本の間にみられる協力をどのように概念化すべきか。アメリカが中央アジアとの関わりをよりダイナミックなものにするうえで、日本、ロシアや中国と中央アジア諸国の協力関係はいかなる示唆をあたえるのかという問いに答える。 以上の共同研究の準備として申請者は米国のホノルル大学におけるロシア、中国と日本の外交政策に関する会議("Russia and surrounding world", East West Center主催の研究会イベント)や International Conference on Documentation and Conservationに参加し、意見交換を行った。そして、NY・コロンビア大学を訪問し、(共同研究の進行手続きに関して外国人受け入れ局と資料収集に関して中央図書館とハリマン研究所の図書館にて)研究打ち合わせを行った。 更に2月にカザフ国立大学において国際ワークショップ ”Asian Powers, Central Asia and the New Silk Road: Views from Inside and Outside”を主催し、日本、欧米、中国と中央アジアからの参加者と意見交換と情報収集を実施した。その成果の一部を3月に北海道大学スラブユーラシア研究センターにおいて研究発表も行っている。 研究成果として共著の本2冊と学術論文3本を刊行した。以上の研究を踏まえ、共同研究を発展させていく予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究は準備段階にあり、当初の計画通り、日本における資料収集や理論的な枠組みを構築している。共同研究の準備として申請者は米国のホノルル大学におけるロシア、中国と日本の外交政策に関する会議("Russia and surrounding world", East West Center主催の研究会イベント)や International Conference on Documentation and Conservationに参加し、意見交換を行った。そして、NY・コロンビア大学を訪問し、(共同研究の進行手続きに関して外国人受け入れ局と資料収集に関して中央図書館とハリマン研究所の図書館にて)研究打ち合わせを行った。 更に2月にカザフ国立大学において国際ワークショップ ”Asian Powers, Central Asia and the New Silk Road: Views from Inside and Outside”を主催し、日本、欧米、中国と中央アジアからの参加者と意見交換と情報収集を実施した。その成果の一部を3月に北海道大学スラブユーラシア研究センターにおいて「対中央アジア政策の日中比較」というテーマで研究発表も行っている。
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