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2018 年度 研究成果報告書

有期契約社員の正社員化と限定正社員の処遇および雇用システムの変容に関する実証研究(国際共同研究強化)

研究課題

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研究課題/領域番号 15KK0112
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 社会学
研究機関一橋大学

研究代表者

西野 史子  一橋大学, 大学院社会学研究科, 准教授 (40386652)

研究協力者 ゴードン アンドルー  ハーバード大学ライシャワー記念日本研究所, 歴史学部, 教授
半澤 誠司  明治学院大学, 社会学部, 准教授
研究期間 (年度) 2015 – 2018
キーワード有期雇用政策 / 同一労働同一賃金 / イノベーション・エコシステム / 女性労働
研究成果の概要

本研究の目的は、日本における非正規雇用の増大を含めた雇用システムの変容について、国際比較の視点から明らかにすることである。平成28(2016)年の3月28日から平成29(2017)年3月31日までハーバード大学ライシャワー記念日本研究所に滞在し、米国および日本にて研究を推進した。
第一に、日本の非正規雇用政策について、2010年頃の政策転換により非正規の処遇改善が開始されたが、内部労働市場への包摂がメインであり、同一労働同一賃金の概念が具体化したのは2016年以降であることがわかった。
第二に、日米のエンジニアのキャリアに関して、イノベーションとエンジニアの流動性が関連していることがわかった。

自由記述の分野

労働社会学、雇用政策、人的資源管理

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の第一の意義は、日本の有期雇用政策に関して国際的な視点から分析することによって、その限界と日本的特徴について明らかにしたことである。学術的意義としては、日本の有期雇用政策が、これまで企業の内部労働市場型の日本型雇用システムに規定された特徴を強く持っていたことを明らかにした点に意義がある。また、社会的意義としては、既存の政策の限界を踏まえ、新たな政策提言への基盤を固めたことに意義がある。
第二の意義は、イノベーション・エコシステムを支えるエンジニアの人的資源管理にとって重要な要素を明らかにしたことによって、我が国のイノベーションの推進にとって有益な示唆を得たことである。

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公開日: 2020-03-30  

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