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2018 年度 研究成果報告書

北極海をめぐる国際政治-地域秩序の形成と発展(国際共同研究強化)

研究課題

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研究課題/領域番号 15KK0133
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 国際関係論
研究機関北海道大学 (2016-2018)
日本大学 (2015)

研究代表者

大西 富士夫  北海道大学, 北極域研究センター, 准教授 (20542278)

研究協力者 ペーターション マグヌス  Norwegian Institute for Defence Studies, Center for International Security, Professor
ポール シグゥド ヒルデ  
ロルフ タムネス  
研究期間 (年度) 2016 – 2018
キーワード北極 / 安全保障環境 / 北極NATO諸国 / 米国 / 中国 / ロシア / 国際秩序
研究成果の概要

本国際共同研究では、北極NATO諸国の対北極地域に対する軍事・安全保障政策を中心とした北極安全保障環境の実態の把握をするための研究を行った。具体的には、1)ロシアの北極軍備強化の近年の展開、2)北大西洋及び西北極海における安全保障レジームの重層化、3)NATO北極諸国であるノルウェー、米国、アイスランド、非北極諸国であるフィンランド、スウェーデンの国防安全保障政策について調査した。その結果、北極ガバナンスと安全保障問が相互にリンクしつつあることがわかった.国内外の既往研究においては、北極ガバナンスと安全保障問題は別の問題と考えられてきたが、このリンクは今後より顕著になっていくものと考えられる。

自由記述の分野

国際政治・北極地域研究

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、ロシアの軍備強化についての動向、西北極海(北大西洋方面)における安全保障環境、NATO北極諸国の個別の対応、北極秩序への影響等についての最新の知見を得ることが出来た。これらの知見は、北極国際政治研究における新しい研究視点を切り開くものである。また、グローバルな国際政治における米国、ロシア、中国の大国間競争が国際政治の新しい常態(new normal)となるなか、3国は北極においても安全保障上の国益がぶつかりつつあることから、国際政治全体の理解においても北極研究の重要性が今まで以上に増してくるものと考えられる。日本の北極政策にとっても北極の安全保障環境の動向理解に資するものである。

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公開日: 2020-03-30  

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