研究成果の概要 |
コペンハーゲン中心市街地を対象に通りの通行幅や交通弱者の通行の妨げの要因となる路上設置物を調査し,これらが交通弱者のまちなか回遊にどのように影響を与えるか検証した。路上設置物は中心市街地全体にあり,移動できる設置物が1,247箇所,移動できない設置物が2,534箇所あった。特に最小幅2m以下の通りに着目すると中心市街地の西側から中央にかけて集中していた。シナリオ設定における経路探索では,最短経路に比べ段差のない経路は安全に移動ができるものの,大きく迂回をしており交通弱者の身体に大きな負担を与えることになる。また移動できる路上設置物を撤去することで最短経路に近づくことがわかった。
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