• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 研究成果報告書

火星の海および表層氷の進化史:火星隕石の地球化学的解析からの制約(国際共同研究強化)

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 15KK0153
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 岩石・鉱物・鉱床学
研究機関国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 (2018-2019)
東京工業大学 (2015-2017)

研究代表者

臼井 寛裕  国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 教授 (60636471)

研究期間 (年度) 2016 – 2019
キーワード火星 / 火星隕石 / 水 / 水素同位体
研究成果の概要

本研究では、米航空宇宙局(NASA)ジョンソン宇宙センターおよびカーネギー研究所との国際共同プロジェクトにより、二次イオン質量分析計を用いた低汚染での水素同位体分析法を開発、火星隕石の衝撃ガラスに含まれる微量な火星表層水成分の高精度水素同位体分析に成功した。水素同位体分析に基づき、火星地下に新たな水素の貯蔵層が存在することを発見した。水素貯蔵量は過去に火星表面に存在した海水量に匹敵し、現在は地下に凍土あるいは含水化した地殻として存在していることを突き止めた。

自由記述の分野

地球化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

惑星表層環境は,その惑星近傍だけではなく,太陽系全体のダイナミクスの結果を反映しているため,異なる惑星間での表層環境の違いを理解することが,地球表層環境を理解する上でも非常に重要となってくる。地球以外で過去に液体の水を保持していた太陽系天体は火星のみであり,火星は地球との比較対象として,惑星表層環境の解明に適した天体と言える。本研究により,火星の水の散逸史および表層環境進化が明らかとなるだけでなく,異なるサイズ・太陽距離を持つ地球表層環境の理解が飛躍的に進むと期待される。

URL: 

公開日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi