研究実績の概要 |
2018年の2月に11ヶ月のフランスのStrasbourg大学での滞在を終え日本に帰国したが、その後も同大学のBenjamin Enriquez教授との共同研究をメールやweb videoでのデスカッションを定期的に行うことにより続けた。一年前に書き上げた共著のプレプリント(Part I)の続論文 The Betti side of the double shuffle theory. II. Torsor structures (arXiv:1807.07786) を書き上げた。 2018年4月29日から5月14日にかけては米国Stony BrookでのSimons Center for Geometry and Physicsにて開催されているプロジェクト「Poisson geometry of moduli spaces, associators and quantum field theory」にEnriquez氏と共に出向き共同研究を続けた。このプロジェクトでは二人でシリーズレクチャーを行なった。 2018年12月2日から2019年1月4日にかけてふたたびStrasbourg大学を訪れ、再びEnriquez氏とdouble shuffle群と組紐のトポロジーについて共同研究を行なった。double shuffle群と組紐のトポロジーについて進展があった。現在論文を準備中である。 この研究について2019年3月に大阪大で行われた「Low dimensional topology and number theory XI」にて研究発表を行なった。
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