研究課題/領域番号 |
15KK0166
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
越智 敦彦 神戸大学, 理学研究科, 准教授 (40335419)
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研究協力者 |
イエンゴ パウロ CERN, EP-ADE-MU, Researcher
ジンマーマン ステファニー ウルリケ
ロペルフスキー レチェック
オリベリ エラルド
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研究期間 (年度) |
2016 – 2018
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キーワード | 測定器開発技術 / LHC実験 / ATLAS実験 / MPGD / Micromegas / μ-PIC / ガス検出器 |
研究成果の概要 |
世界最高エネルギーの素粒子衝突実験であるLHC実験はその衝突輝度の強化を計画しており、これに伴いATLAS検出器は大強度の粒子線に対応するためのアップグレードを行う必要がある。本研究課題により約一年間、実験サイトであるスイス・ジュネーブのCERNに滞在し、ATLAS Micromegas 検出器の高放射線環境下における長期動作試験、ATLAS phase II upgrade の高η検出器の開発、ATLAS Micromegas 検出器の大型実機の放電解消へ向けた研究、及びMPGD抵抗電極としてのDLCに関する研究を行った。
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自由記述の分野 |
素粒子実験
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
LHC実験は世界最高の衝突エネルギー(13TeV)を持ち、エネルギーフロンティアを観測するための唯一の探針である。ヒッグス粒子の詳細な性質や、標準理論の先を探索するためには、高い統計量のデータが必要であり、そのために加速器・検出器いずれも輝度アップグレードに対応した研究開発が必要である。本研究は新物理現象に感度の高いミューオン検出器のアップグレードに関わるもので、実験サイトである現地に滞在し、検出器アップグレードに関する様々な共同研究を行うことで、検出器高度化に対する大きな貢献をした。
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