研究課題
2016年度は、国際共同研究のために必要な機器類を購入し、試料作製や予備計測実験などを行った。具体的には、顕微分光のための自動XYステージとマイクロマニピュレーター、長作動レンズ、石英基板、シリコン基板などを購入した。次年度に実際に海外の研究機関(ドイツ デュイスブルグーエッセン大学、およびハイデルベルグ大学)に訪問し、共同研究をスムーズに行うための予備実験として、共役ポリマー球体試料のパターン基板上への作製や、集積構造やアレイの形成、球体1粒子からの顕微分光およびささやきの回廊(Whispering Gallery Mode)発光の確認、フェムト秒レーザー光ポンピングによるレーザー発振特性の確認、蛍光発光マッピング、π共役ポリマーマイクロ球体のマニピュレーションによる連結とWhispering Gallery Mode発光の伝搬特性に関する確認、π共役ポリマー球体への電荷注入による電界Whispering Gallery Mode発光実験を行うためのπ共役ポリマー薄膜を用いた電界発光実験などを行った。今年度はまだ実際に海外での共同研究は開始していないが、訪問予定の研究機関のうちデュイスブルグーエッセン大学を訪問して研究に関するディスカッションを行い、次年度の訪問(前半3ヶ月)に関する綿密なディスカッションなどをおこなった。また、後半3ヶ月間の訪問先であるハイデルベルグ大学の受入教授とも、メールによる議論を複数回行い、実施する研究内容や研究期間などについて打ち合わせた。
2: おおむね順調に進展している
2017年度のドイツDuisburg-Essen大学およびHeidelberg大学での共同研究に向けた準備を、概ね順調に進めることが出来た。
2017年度に実際に海外の研究機関を訪問し、共同研究を進める。
すべて 2017 2016 その他
すべて 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 3件、 査読あり 5件、 謝辞記載あり 5件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (11件) (うち国際学会 11件、 招待講演 3件) 備考 (1件)
ACS Appl. Mater. Interfaces
巻: 9 ページ: 9996-10002
10.1021/acsami.6b16765
ACS Nano
巻: 10 ページ: 5543-5549
10.1021/acsnano.6b02100
Chem. Lett.
巻: 45 ページ: 1024-1026
10.1246/cl.160504
巻: 10 ページ: 7058-7063
10.1021/acsnano.6b03188
Polym. J.
巻: 48 ページ: 1045-1050
10.1038/pj.2016.81
http://www.ims.tsukuba.ac.jp/~yamamoto_lab/Homepage_Japanese/toppu.html