生きた個々の細胞内において数コピーしか存在しないmRNAのある時点での位置と量を正確に測定するために『光をトリガーとした蛍光増幅反応系の構築』という基課題から発展し、生体内におけるタンパク質の任意の位置への蛍光色素の導入することを目指した。大腸菌の耐性遺伝子を利用したスクリーニング法およびケンブリッジ大学で修得したbeads display法を用いて、非天然アミノ酸をタンパク質に導入できるアミノアシルtRNA合成酵素の選出系を立ち上げた。これらの系が機能することを既報の非天然アミノ酸を用いて確認したうえで、蛍光色素を導入できるアミノアシルtRNA合成酵素の選出を行った。
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