研究成果の概要 |
本研究では,バンドンのインドネシア人間居住研究所に長期滞在し,同国で急増する中間層向け中高層集合住宅を対象とした省エネルギー基準を共同策定することを目標とする。本課題を大きく次の5つの分科会に分け,それぞれの課題について共同研究を行った――(1)敷地調査, (2)適応行動および熱的快適性, (3)建物外皮,(4)健康:空気質, (5)設計と建設。最終年度に,これまでの研究成果を導入した実大の実験住宅の詳細設計を行い,テガル市において2019年4月に着工した。今後は,本実験住宅を用いた実証を行い,提案する省エネ基準化方法を精査し,最終的に既存の集合住宅設計ガイドラインに盛り込む予定である。
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