海溝型巨大地震が発生した後、その周辺では時間遅れを伴ってゆっくりとしたすべりが伝播し、余震が発生する要因の一つとなっている。この現象について、A.摩擦特性に基づく条件の絞り込み、B.海底地震津波観測網のデータを用いた海底地殻変動の検出、という2つの観点から国際共同研究を行った。 Aとして、カリフォルニア大学バークレー校およびカリフォルニア工科大学(コートダジュール大学へ異動)との共同研究として共著で国際学術誌上で発表した。 Bとして、マサチューセッツ工科大学およびロードアイランド大学と海洋変動成分の解析手法について議論すると共に、米国地質調査所およびワシントン大学との共同研究締結へと繋がった。
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