研究課題/領域番号 |
15KK0226
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
越村 俊一 東北大学, 災害科学国際研究所, 教授 (50360847)
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研究期間 (年度) |
2016 – 2018
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キーワード | リモートセンシング / 津波 / 被害推定 |
研究実績の概要 |
国連宇宙局との共同研究として、衛星リモートセンシングによる広域被害把握の実証と被災地ニーズの推定に関する研究を実施した.具体的には,合成開口レーダによる被災地のセンシング・広域被害把握の高度化と国際展開に向け,2015年国連防災世界会議において発足したGlobal Partnership on Space Technology Applications for Disaster Risk Reduction (GP-STAR)の標準化技術として,東日本大震災被災地の広域被害把握技術の検証を行った.その成果として,2017年5月に開催されるGlobal Platform for Disaster Risk Reductionのサイドイベントにおいて「Mapping Tsunami Disaster Impact using Earth Observation Satellites(地球観測衛星による津波被災地の広域被害把握)」と「Enhancement of Earth Observation and Modelling for Tsunami Disaster Response and Management(シミュレーションと地球観測の融合による災害対応の向上)」と題した技術のfact sheet(概況報告書)を提出し,受理された.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2015年国連防災世界会議において発足したGlobal Partnership on Space Technology Applications for Disaster Risk Reduction (GP-STAR)という活動母体の存在により,標準化技術の議論と国際展開・発信方法についての議論を効果的に進めることができたから.
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今後の研究の推進方策 |
国連宇宙局との共同研究として,リモートセンシング技術の国際標準化についての検討,課題整理,実証をさらに進める.また,基礎的な検討としてはドイツ航空宇宙センターとの連携も,必要に応じて取り組む予定である.
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