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2018 年度 研究成果報告書

低インフラ地域でも利用可能な感染症バイオマーカーの早期検出法の開発(国際共同研究強化)

研究課題

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研究課題/領域番号 15KK0246
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 生体医工学・生体材料学
研究機関国立研究開発法人物質・材料研究機構

研究代表者

荏原 充宏  国立研究開発法人物質・材料研究機構, 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点, グループリーダー (10452393)

研究協力者 ステイトン パトリック  University of Washington, Department of Bioengineering, Professor
研究期間 (年度) 2016 – 2018
キーワード早期診断 / バイオマーカー / スマートポリマー
研究成果の概要

本国際共同研究プロジェクトでは、温度応答性ポリマーと抗体との複合体を作製し、それを用いて目的バイオマーカーの分離・濃縮・検出を行った。まず、シクロオクチン化温度応答性ポリマーを合成し、アジド化抗体との反応効率の検討を行った。その結果、溶液の純度によらず抗体に約2-3本のポリマーが導入可能であることが明らかとなった。次に、得られた最適条件を基にしてp24抗体の効率的な分離・濃縮を詳細に検討した。Stayton教授の研究室にて、ラテラルフロー用のニトロセルロース膜上における温度応答性ポリマーとの反応を試みた。その結果、わずか一回の熱沈殿によって診断シグナルを約100倍増幅することに成功した。

自由記述の分野

バイオマテリアル

研究成果の学術的意義や社会的意義

低インフラ地域では、毎年1000万人以上が5歳まで生きられずに死亡しており、その死因の半分以上がマラリア、結核、インフルエンザなどの疫病である。すなわち感染症の早期発見と治療ができれば、著しく死亡率を向上させることができるのだが、残念ながら途上国で利用可能なイムノクロマト法などの検査では難しい。本研究で提案するような、1.特殊な環境下でも駆動し、2.利用者の手技によらず誰でも簡便に使用でき、3.短時間・低コストで診断結果が得られる診断技術の創生の学術的意義および社会的意義は非常に高い。

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公開日: 2020-03-30  

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