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2018 年度 研究成果報告書

ミトコンドリアオートファジーの分子機構の解明(国際共同研究強化)

研究課題

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研究課題/領域番号 15KK0253
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 細胞生物学
研究機関新潟大学

研究代表者

神吉 智丈  新潟大学, 医歯学系, 教授 (50398088)

研究協力者 Klionsky Daniel  University of Michigan, Life Sciences Institute, 教授
研究期間 (年度) 2016 – 2018
キーワードオートファジー / ミトコンドリア / 酵母 / Atg32
研究成果の概要

マイトファジーは、オートファジーによりミトコンドリアが選択的に分解される現象である。酵母では、マイトファジー誘導により、ミトコンドリアレセプターであるAtg32がCK2によりリン酸化され、次いで、Atg32がAtg11と結合し、ミトコンドリアが隔離膜に取り込まれる。CK2は恒常的に活性のあるキナーゼであるため、Atg32のリン酸化には、他にも制御機構があると考えられた。我々は、PP2A-like phosphataseであるPpg1がAtg32を脱リン酸化していること、それがFar複合体と結合して働いていることを見いだした。Ppg1とFar複合体は、マイトファジーに抑制的に働くと考えられる。

自由記述の分野

細胞生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

マイトファジーは、オートファジーが選択的にミトコンドリアを分解する現象であり、ミトコンドリアの恒常性維持にも重要な役割を持っていると考えられている。このため、ミトコンドリアが関与する種々の疾患や老化現象を理解するためにも、マイトファジーの理解は重要である。本研究では、酵母におけるマイトファジーを負に制御する機構を世界に先駆けて解明した。こうした研究を哺乳類にまで発展させることができれば、ミトコンドリア関連疾患や老化に対する予防・治療法の開発などに結びついていくと期待される。

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公開日: 2020-03-30  

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